BioXCell — InVivoMAB anti-mouse Ly6G/Ly6C

抗マウスLy6G/Ly6C(Cat. #BE0320 Clone: NIMP-R14)について

NIMP-R14モノクローナル抗体はマウス好中球に特異的な抗体です。この抗体はGR-1としても知られるマウスのLy6G/Ly6Cに対して強い反応性を示すことが報告されています。Ly6G/Ly6CはLy6スーパーファミリーに属する分子量21-25 kDaのGPIアンカー型タンパク質であり、細胞のシグナル伝達や細胞同士の接着に関与します。

Ly6Gは単球、マクロファージ、顆粒球などの骨髄系細胞に発現しており、それぞれの分化段階で発現量が異なります。単球では分化途中の単球前駆細胞で一過性に発現するのに対して、成熟顆粒球や末梢好中球では恒常的に発現しているため、細胞表面マーカーとして非常に有用です。Ly6CはIFN-γによって調節される単球・マクロファージおよび内皮細胞の分化抗原であり、リンパ球の分化と成熟にも関与していると考えられています。

NIMP-R14抗体はマウスの好中球を除去する際にも有用であることが確認されました。


本抗体は以下の用途に最適です:

  • In vivoでの好中球の除去
  • 免疫組織化学(パラフィン包埋標本)
  • 免疫組織化学(凍結標本)
  • 免疫蛍光検査法
  • フローサイトメトリー

Bio X Cell社製抗体は共通して以下の特徴をもちます:

  • 純度 >95%
  • 極めて低レベルのエンドトキシン値
  • 保存料・安定剤・担体タンパク質は一切不使用

おすすめのコントロール:

InVivoMAbラットIgG2bアイソタイプコントロール・抗KLH抗体
(Cat. #BE0090 Clone: LTF-2)

LTF-2モノクローナル抗体はスカシガイ由来ヘモシアニン(keyhole limpet hemocyanin; KLH)と反応します。KLHは哺乳類に発現していないため、ラットIgG2b抗体の理想的なアイソタイプコントロールとしてin vivoおよびin vitro研究の両方で用いることができます。

 

おすすめの緩衝液:

InVivoPure pH 7.0希釈緩衝液

InVivoPure™希釈緩衝液はin vivo研究に求められる厳しい条件を満たすよう調整された緩衝液です。エンドトキシン値は極めて低レベルであり、マウス病原体に対するスクリーニングおよび動物モデルによる毒性評価を通過しています。また、緩衝液の組成とpHはBio X Cell社製の抗体が必要とする緩衝液の条件を全て満たしています。

 

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