BioXCell — InVivoMAb anti-mouse CD172a (SIRPα)

P84モノクローナル抗体は、CD172aとしても知られるシグナル調整タンパクα(signal-regulatory protein α: SIRPα)と反応します。SIRPαは単球、マクロファージ、樹状細胞に発現するⅠ型膜貫通糖タンパクです。中枢神経系のニューロンおよびその他組織でもSIRPαの発現が確認されています。

SIRPαのリガンドであるCD47は、幅広い種類の細胞に発現しています。SIRPα-CD47の相互作用により、樹上細胞を介したT細胞の活性化、好中球の遊走、および食作用が調節されます。SIRPαはマクロファージの細胞膜上を横方向に拡散し、食細胞シナプスに蓄積します。蓄積したSIRPαはCD47と結合することで、マクロファージの食作用を阻害します。

SIRPαとCD47の相互作用を阻害する抗SIRPα抗体は、マウスの腫瘍形成を抑制することが示されています。P84抗体はin vivoとin vitroの両方でその中和作用が確認されています。


この抗体は以下の用途に最適です:

  • In vivoのSIRP阻害
  • In vitroのSIRP阻害
  • ウェスタンブロット
  • 免疫沈降分析
  • フローサイトメトリー

Bio X Cell社製抗体は共通して以下の特徴をもちます:

  • 純度 >95%
  • 極めて低レベルのエンドトキシン値
  • 保存料・安定剤・担体タンパク質は一切不使用

おすすめのコントロール:

InVivoMAbラットIgG1アイソタイプコントロール・抗HRP抗体
(Cat. #BE0088 Clone: HRPN)

HRPNモノクローナル抗体は西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼ(horseradish peroxidase; HRP)と反応します。HRPは哺乳類に発現していないため、ラットIgG1抗体の理想的なアイソタイプコントロールとしてin vivoおよびin vitro研究の両方で用いることができます。

 

おすすめの緩衝液:

InVivoPure pH 7.0希釈緩衝液

InVivoPure™希釈緩衝液はin vivo研究に求められる厳しい条件を満たすよう調整された緩衝液です。エンドトキシン値は極めて低レベルであり、マウス病原体に対するスクリーニングおよび動物モデルによる毒性評価を通過しています。また、緩衝液の組成とpHはBio X Cell社製の抗体が必要とする緩衝液の条件を全て満たしています。

 

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