Ferentis社 細胞培養培地用ハイドロゲル

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Ferentis社(リトアニア)は、生体模倣ペプチドとティッシュエンジニアリングおよび再生医療用のペプチドスキャホールドを製造するバイオテクノロジー企業です。Ferentis社は設立以来、移植患者等の長期の免疫抑制剤の使用を不要にし、組織・細胞再生医療を促進できるような”スマート”なバイオマテリアルの研究・開発を手掛けてまいりました。

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3D細胞培養およびティッシュエンジニアリングのための生合成ハイドロゲル

 
Ferentis社は、細胞培養やティッシュエンジニアリングにしようできる応用可能なユニークな生合成組織マトリクス技術を開発しました。この技術は細胞外マトリクス (Extracellular matrix; ECM)を模倣する同社独自のハイドロゲルが土台となっております。ユーザー様の用途に合わせて、コラーゲン由来のハイドロゲルからコラーゲン様ペプチド (collagen mimetic peptide; CMP) 由来のハイドロゲルまで、様々な組成のハイドロゲルをご提供可能です。

 
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Ferentis社ハイドロゲルの特長

 
●高度に架橋された生合成ハイドロゲルの自然な3D構造 (CMP)
●化学的、物理的に定義された物質 (CMP)
●生合成品、アニマルフリー (CMP)
●形状を維持するため微小加工可能
●取り扱いや移動が容易
●完璧に透明なため顕微鏡での解析が容易
●ヒト角膜上皮細胞、皮膚繊維芽細胞および皮膚角化細胞、アストロサイト、小膠細胞の増殖をサポート
●神経細胞分化をサポート
●脳組織切片培養をサポート
 

ハイドロゲルガイド

コラーゲンは細胞外マトリクスの主要な構成要素であり、組織の成長や構造的な剛性の維持に重要な役割を果たします。”ポリエチレングリコールに結合した合成コラーゲン様ペプチド”由来のハイドロゲルを取り扱っています。
 

特徴 コラーゲン様ペプチド (Collagen mimetic peptide; CMP)
由来 合成品、アニマルフリー
主要構造成分 コラーゲンの自己組織化ペプチド配列
構造 繊維性網状構造、最大0.4 µmのナノ細孔
剛性 剛性なし
透明度 明視野および蛍光顕微鏡で優れた解像度
モールディング 簡便に型で成形できます。
パターニング 指定の分子を模倣できます。
組成改良 生物活性のある配列を組み込むことが可能です。

 
商品紹介

細胞培養用の自己組織化ペプチドハイドロゲル

 

 
Ferentis社では、同社ハイドロゲルをReady-To-Useにてご提供し、様々な大きさのMultiwell plate hydrogel insertscustom hydrogel sheets、特注キット、角膜などの器官培養スキャフォールドなどを取り扱っております。同社の架橋ハイドロゲルはその形状を維持できるため、ユーザー様のご依頼にあわせて、ハイドロゲル表層のマイクロパターンを作成することが可能です。このハイドロゲルはFerentis社独自の、ナノメータースケールの繊維状構造で自己組織化するペプチドにより作成されます。このプラットフォームにより、Ferentis社では異なる細胞、組織タイプに対してカスタムデザインのハイドロゲルをご提供しています。
ペプチドハイドロゲルマトリクスの商品情報(PDF)

 

Multiwell plate hydrogel inserts

 
自己組織化コラーゲン様ペプチドまたはブタ由来コラーゲンのハイドロゲルディスクです。ハイドロゲル表層の分子、パターン、形状などのハイドロゲルの剛性を変更することにより、細胞の接着、成長、増生、相互作用を操作できます。

 
図1

 
 

ハイドロゲルディスク-細胞培養用マルチウェルプレート
商品リスト

商品名 商品番号(ペプチド) 商品番号(コラーゲン) 大きさ (mm) 容量
Sampler kit Multiwell plate hydrogel inserts HY0618 PC0618 2×6 Ø x 0,5
2×10 Ø x 0,5
2×15 Ø x 0,5
Hydrogel disks in vial,
in PBS solution 2 pcs/vial. X 3
Multiwell plate hydrogel inserts, 96 wp* HY06 PC06 6 Ø x 0,5 Hydrogel disks in vial,
in PBS solution 12 pcs/vial.
Multiwell plate hydrogel inserts, 48, wp, 24 wp HY10 PC10 10 Ø x 0,5 Hydrogel disks in vial,
in PBS solution 12 pcs/vial.
Multiwell plate hydrogel inserts, 24 wp HY15 PC15 15 Ø x 0,5 Hydrogel disks in vial,
in PBS solution 12 pcs/vial.
Multiwell plate hydrogel inserts,12 wp, 6 wp HY18 PC18 18 Ø x 0,5 Hydrogel disks in vial,
in PBS solution 12 pcs/vial.

Ferentis社の製品はすべて試験研究用です。治療、診断用途ではご使用いただけません。

 
●ウェルプレートのウェルおよびディスクは、スムーズな培地交換に最適に設計されています。
●大きさや容量等、ユーザー様の用途に合わせて変更可能です。東京未来スタイルまでご確認ください。

 
Tissue slice culture kit

Ferentis社の組織切片培養キットは、生体適合性のハイドロゲルディスクで構成されています。ハイドロゲルディスクは同社独自のプラスチック支持板上に設置され、組織培養に不可欠な優れたエアレーション、定期的な培地交換、代謝物交換を可能にします。ハイドロゲルに支持された組織片は、さらに小さいマルチウェルプレートへ簡便に移すことができ、免疫化学的実験を行うことが可能です。さらに、組織切片をハイドロゲルに乗せた状態で、パラフィン包埋や凍結保存をすることが可能です。ハイドロゲル上の組織切片は、顕微鏡での観察が可能であり、電気生理学的実験のための電極の使用も容易です。

 
図2
 

商品リスト

商品名 商品番号 大きさ(mm) 容量
Tissue slice culture kit TSK10 10 Ø x 0,5 Hydrogel disks in vial, in PBS solution, plastic supports, qty. on requerst
TSK15 15 Ø x 0,5
TSK18 18 Ø x 0,5

Ferentis社の製品はすべて試験研究用です。治療、診断用途ではご使用いただけません。
●ウェルプレートのウェルおよびディスクは、スムーズな培地交換に最適に設計されています。
●ウェルプレートは含まれません。
●大きさや容量等、ユーザー様の用途に合わせて変更可能です。東京未来スタイルまでご確認ください。

Micromoulded/patterned hydrogel chips

Ferentis社独自の架橋ハイドロゲルはその形状を維持します。この機能をにより、同社では、ハイドロゲルディスクの表面トポグラフィー、マイクロパターンや細胞誘導のためのシートの微小加工が可能になります。

 
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チャネルに誘導されたヒト皮膚線維芽細胞

Ferentis社では、様々な微小パターン/微小構造のハイドロゲルをカスタムデザイン可能です。

カスタムデザイン商品の一例

  商品説明 大きさ 表面の微小形状 容量
図3 Multiwell plate hydrogel insert, 96 wp, with microwells 6 mmØ x 500µm Microwells for spheroid culture, 400x400x200 µm, array of [166 wells. Ready to use hydrogel disks/sheets in vial, in PBS solution.
図5 Micromoulded hydrogel sheet with microchannels for cell guidance 1,5 x 1,5 mm Microchannel lines, width, µm: 30, 50, 60, 200, 500; depth, µm: [20.
図6 Nanostructured multiwell plate hydrogel insert, 96 wp 6 mmØ x 500µm Microwell topography for cell adhesion, square width, µm: 1,5 x 1,5; depth, µm: [0,5; array area, mm: 5 x 5.
図4 Corneal model (rabbit) 13Ø x0,35 Cornea-shaped (curved)

Ferentis社の製品はすべて試験研究用です。治療、診断用途ではご使用いただけません。


 

細胞培養でのハイドロゲルの利用

 
3D細胞培養

 

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Ferentis社コラーゲン様ペプチドハイドロゲル(左)および培養用プラスチックプレート(右)上のラット小脳由来初代ニューロンおよびグリア細胞

 
ニューロンはmicrotubule associated protein 2を黄色に免疫染色され、アストロサイトはglial fibrillary acidic proteinにより赤色、ミクログリアはfluorescent isolectin conjugateを用いて緑色に、すべての核はHoechst33342を用いて青色に染色されています。下の小さな図は、ニューロンとアストロサイトを分けて表示しており、局在が一致した場合オレンジ色になります。ハイドロゲル上の細胞は3Dスフェロイドを形成し、隣接して分布するアストロサイトの支持により、神経突起と相互作用します。この球体は、シナプス、神経突起、ニューロン全体を選択的に除去するミクログリアにより活発に形成されます。これはin vivoでの組織形成過程を模倣しています。細胞培養プレート上の細胞は静的なモノレイヤーを形成し、神経突起の数も少なくなっています。アストロサイトとニューロン間では、密接な接触はなく、扁平なマイクログリアが観測されます。細胞はlaser scanning microscope Zeiss Axio Observer LSM700を用いて観察されています。

 

 

細胞接着

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コラーゲン様ペプチド(collagen mimetic peptide; CMP) (左)およびヒアルロン酸を添加したCMP (右) 上の初代ニューロン、グリア細胞

CMPは、球状の神経-アストロサイトをミクログリアに囲まれるように形成します。ヒアルロン酸を加えると、細胞はハイドロゲルの表面に接着します。位相差顕微鏡はOlympus IX71S1F-3を使用しています。

 

細胞増殖

 
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コラーゲン様ペプチドハイドロゲル上ヒト角膜上皮細胞の接着と増殖

 
左は細胞播種後24時間、右は5日間。同じ細胞は陰性コントロールのPEGハイドロゲル上では接着しません。GFPによる細胞の観察はZeiss AxioVert A1を使用。

 
神経突起伸長

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ラミニンIKVAVペプチド配列を導入したCMPにより誘導される著しい神経突起生成(左)とプラスチックプレート(右上)および豚コラーゲン(右下)の比較

 
ニューロンはmicrotubule associated protein 2を黄色に染色。観察にはZeiss Axio Observer LSM700を使用。

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info@tokyofuturestyle.com
TEL:029-851-9222 FAX:029-851-9220

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