抗バイオフィルム機能性核酸

cyclic-di-GMPは、細菌のバイオフィルム形成を促進するセカンドメッセンジャーとして知られておりますが、近年の研究から、外部より添加されると、ペスト菌・サルモレラ菌・黄色ブドウ球菌などの病原体や、MRSAやPRSPといった抗生物質耐性菌のバイオフィルム形成を抑制する機能を持つことが明らかになっております。東京未来スタイルでは、新規化学合成法により合成されたcyclic-di-GMPを、安定的・安価にご提供しております。またcyclic-di-GMPに加え、関連化合物であるcyclic-di-AMPおよびcyclic AMP-GMPも取扱っております。

 

製造元:株式会社藤本分子化学
販売元:株式会社東京未来スタイル

 Cyclic-di-GMPとは

Cyclic-di-GMP(cyclic diguanosine monophosphate / cyclic bis (3’->5’) diguanylic acid、以下c-di-GMP)はセルロースの生合成を調節する物質として発見された機能性ヌクレオチドです。また近年、ペスト菌・サルモレラ菌・黄色ブドウ球菌などの病原体や、MRSAやPRSPといった抗生物質耐性菌のバイオフィルム形成を抑制する機能を持つことが示唆されてきました。バイオフィルムとは、病原体がコロニー化した状態で、病原体はバイオフィルムを形成することにより、耐薬剤性を強化し、感染力を高めます。したがって、バイオフィルム形成を抑制するc-di-GMPに新たな医薬品の候補として注目が集まっています。また、c-di-GMPはがん細胞の増殖抑制に関わるCD4の量を増加させる機能を持つことが明らかにされています。

 新規化学合成法によるc-di-GMP合成の成功およびc-di-GMPの販売開始

東京未来スタイルは、新規の完全化学合成によって製造されたc-di-GMPの販売を開始致します(製造元、藤本分子化学)。c-di-GMPは微量成分であるため天然から精製することは非常に困難です。また、現在までに酵素法や化学法を用いてc-di-GMPの合成が試みられてきましたが、十分な量の合成を行うことはできませんでした。今回藤本分子化学は、新しい合成手法を用いることにより、一度の合成でグラムスケールでの製造が可能となりました。この合成法により、より安定的により安価にc-di-GMPを供給することが可能になりました。

 

商品リスト

商品コード 商品名 梱包単位 保存温度 構造
CDG001 cyclic-di-GMP 1mg~ 10g -20℃  図1
CDA001 cyclic-di-AMP 1mg~ 10g -20℃ 図2
CAPGP001 cyclic AMP-GMP 1mg~ 10g -20℃  図3

 

 

各商品の価格のお問合せ、商品仕様書のご依頼、その他のお問い合わせは下記までお願いします。
【商品取扱元】株式会社 東京未来スタイル
info@tokyofuturestyle.com
TEL:029-851-9222 FAX:029-851-9220

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