BioXCell — InVivoMAb anti-mouse NKG2A/C/E
抗マウスNKG2A/C/Eモノクローナル抗体(clone 20D5)は、それぞれCD159a、CD59c、CD159eとしても知られるマウスNKG2A、NKG2C、NKG2Eと反応します。NKG2受容体はC型レクチン受容体ファミリーに属し、CD94とヘテロ二量体を形成します。CD94 /NKG2ヘテロ二量体は主にNK細胞とNKT細胞に発現しています。また、NKG2受容体はin vivoまたはin vitroのどちらでも活性化されたCD8陽性T細胞に発現します。
CD94/NKG2ヘテロ二量体複合体は非古典的なMHCクラスⅠ抗原であるQa-1を認識し、Qdmペプチドを提示します。NK細胞上のCD94/NKG2ヘテロ二量体はリガンド結合後、各種シグナルを伝達します。中でも、NKG2Aは抑制シグナル、NKG2CおよびNKG2Eは刺激シグナルを伝達すると考えられています。マウスの腫瘍モデルにおいて、NKG2Aのシグナル伝達を阻害することでT細胞とNK細胞の両方が活性化され、抗腫瘍免疫が促進されることが確認されています。以上の理由から、ヒト腫瘍に対する新たな免疫チェックポイント因子としてNKG2Aを標的にした阻害剤の研究が進められています。
※遺伝子改変マウスの変異体である、マウスIgG定常領域をもつラットIgG2a抗マウスNKG2A/C/E抗体(clone 20D5)は、In vivoのマウス腫瘍モデルにおいてNKG2Aシグナルを阻害することが確認されています。BE0321はラットIgG定常領域をもつオリジナルの20D5クローンです。
本抗体は以下の用途に最適です:
- In vivoのNKG2A阻害
- In vitroのNKG2A阻害
- 免疫組織化学(凍結)
- フローサイトメトリー
Bio X Cell社製抗体は共通して以下の特徴をもちます:
- 純度95%
- とても低いエンドトキシン値
- 保存剤・安定剤・担体タンパクは不使用
おすすめのコントロール:
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InVivoMAbラットIgG2aアイソタイプコントロール・抗トリニトロフェノール抗体 (Cat. #BE0089 Clone: 2A3) 2A3モノクローナル抗体はトリニトロフェノールと反応します。トリニトロフェノールは哺乳類に発現していないため、本抗体はラットIgG2aアイソタイプコントロールとしてin vivoおよびin vitro研究の両方で用いることができます。 |
おすすめの緩衝液:
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InVivoPure pH 7.0希釈緩衝液
InVivoPure™希釈緩衝液はin vivo研究に求められる厳しい条件を満たすよう調整された緩衝液です。エンドトキシン値は極めて低レベルであり、マウス病原体に対するスクリーニングおよび動物モデルによる毒性評価を通過しています。また、緩衝液の組成とpHはBio X Cell社製の抗体が必要とする緩衝液の条件を全て満たしています。 |
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